【FIPと闘った子たち 】
土玲未(生後6ヶ月)
光星(生後5ヶ月)
体調がおかしい?と思ったら
みるみる間に進行
FIP(猫伝染性腹膜炎)でした
致死率99%と言われた、1歳未満の子猫に発症しやすい病
コロナウイルスの突然変異だとか
最近新薬が見つかり、治る可能性が出てきました
夏前に発症した茶々丸は、まったく動けない状態から、投薬終了まで回復
昨年も、子猫2匹が生還しています
でも、今回は速攻で対応したけれど、及びませんでした
土玲未 11/3夜
光星 11/4早朝
光星は、早朝出発予定のため朝5時前に湯たんぽの交換をした時、立ち上がってご飯を食べ始めました
それを見て安心した私、いつでも食べられるように、新しく入れて
「行ってくるからね、待っててね」
言い残して出発
でも、8時半頃お世話スタッフがのぞいたときには既に、小さな身体は冷たくなっていたそうです
安心して出かけられるように見送ってくれたの?
勝手な気持ちですが・・・
でも間違いないのは、亡くなる直前まで、光星の身体が生きようとしていたこと。
彼らに「あきらめる」はありません
身体が要求する限り、生きるべく行動します
身体全体の機能が低下し、何も受け付けられず、枯れるように亡くなっていく、これは理想ではないかと思います
そのバランスが崩れ、一部の機能だけが低下し、他の部分が健康で生きるための営みを続けている時、これが苦しみの正体じゃないのかな?
若い子が罹患するFIP
その意味でものすごく残酷な病と感じます
助からない子にかける医療を、新たな1匹を救うことにかけるべき・・・
そんな意見も耳にします
でも、目の前で、必死にご飯を食べる姿
「食べてるよ 見て!」
と目で言ってる
預かりであっても、我が子のように思っている身にとって、放置はできない
でなければ、命と感情を持った生き物を預かることはできません
見切りをつけ、次に行く
できないな・・・
何度見送っても、慣れる事も忘れることもありません
ただ、懸命に生きていた子たちを大切に思い続ける、忘れたくない
あの世や、次の世のことはわかりません
でも、
この世を懸命に生きた姿
力及ばず申し訳なったこと
出会えてうれしかったこと
みんな抱えて、いま生きている他の子たちに向き合う
どうしても、慎重になっちゃうけれど
そんな預り生活、辛いけれど、宝物がいっぱいたまっていきます
土玲未ちゃん
光星☆
ありがとう♡
また会おうね!